あわてて仕事を休んで、病院に駆けつけたんだけれど?
この先、どのくらい危篤状態が長引くのかもわからない状態で・・・
危篤状態が続く間、ずっと仕事も休み続けるのは非常識?
家族の危篤状態が長引く・・・
危篤状態が長引いたら?
家族が危篤状態におちいり、
仕事を休んで急いで病院に
駆けつけたんだけど・・・
予想したよりも危篤状態の
期間が長引いていて、
病室から離れられない状態。
この先、
いつ悪化して最悪の事態になるか?
それとも回復するのか?
ということもわからない状態で・・・
家族の危篤時の仕事は?
会社にはどう報告したら良いのか?
このまま仕事を休み続けても
大丈夫なのか??
そんな風に迷ってしまう時も
ありますよね?
そこで、
実際に親しい家族の危篤の際に
会社や仕事場にはどのように
報告すべきなのか?
長期間休み続けても
大丈夫なのかといえば??
危篤時の会社・仕事は?
法律的には危篤時に会社は休める?
まず、国が定める法律上の
法定休暇としては・・・
年次有給休暇として、
勤務開始から6ヶ月以降であれば
年間10日間以上の有給休暇が
取得できます。
また、
ある一定の要件が満たされれば
家族の危篤時の付添いを介護として
介護休暇が認められる場合もあります。
長引く危篤に介護休暇を適用?
この「介護休暇」の制度は、
育児介護休業法の第16条に
規定されています。
○ 要介護状態にある対象家族の介護や世話をする労働者は、事業主に申し出ることにより、
1年度において5日(その介護、世話をする対象家族が2人以上の場合にあっては、10日)
を限度として、介護休暇を取得することができます。○ 介護休暇は、1日単位又は半日単位(1日の所定労働時間の2分の1。労使協定によりこれと
異なる時間数を半日と定めた場合には、その半日。)で取得することができます。○ 「1年度において」の年度とは、事業主が特に定めをしない場合には、毎年4月1日から翌年
3月31日となります。○ 日々雇い入れられる者は除かれます。また、次のような労働者について介護休暇を取得するこ
とができないこととする労使協定があるときは、事業主は介護休暇の申出を拒むことができ、拒
まれた労働者は介護休暇を取得することができません。(ただし、③の労働者については、1日
単位で介護休暇を取得することはできます。)① その事業主に継続して雇用された期間が6か月に満たない労働者
② 1週間の所定労働日数が2日以下の労働者
③ 半日単位で介護休暇を取得することが困難と認められる業務に従事する労働者
(指針第2の23)○ 1日の所定労働時間が4時間以下の労働者は、半日単位での取得はできません(則第39条)。
出典・参考:厚生労働省「介護休暇のあらまし」https://www.mhlw.go.jp/
この介護休暇は、
要介護認定を受けていなくても
要件に合致すると認められれば
取得することができます。
また、
病院に入院している場合でも
歩行・排泄・食事・入浴等の
介助がある場合には認定される
こともあります。
ただこの介護休暇中は、
雇用主に給与支払い義務は
ありませんので無給となる
場合もあります。
会社ごとの特別休暇の制度
さらに会社ごとに、
法定休暇に加えて特別休暇という
会社独自規定の休暇を福利厚生
として設けている場合もあります。
例えば、
結婚式や葬儀の為の休暇である
慶弔休暇もこの特別休暇となります。
さらに、
リフレッシュ休暇等の
社員が自由に休める休暇を
設けられている場合もあります。
しかし、
こういった特別休暇の設定は
会社それぞれに任されて
いますので・・・
最悪、
葬儀の際の慶弔休暇すら
特別に休暇を取得することが
認められていない場合もあります。
ですので・・・
危篤時に休暇を取得できる?
実際に危篤時には休めるの?
まずは、
勤務先に事情をきちんと説明して
危篤時に休暇を取得できる制度が
あるのかを確認する。
休暇を取得できる場合は
何日程度休めるのか?
その間の仕事の引き継ぎは
どのように行うのかを
確認しておくことも大切です。
さらに、
最悪の事態となった場合に
引き続き慶弔休暇を取得できるのか?
最悪の事態への備えも必要・・・
社会人として、
仕事場に迷惑をかけない
為にも・・・
万が一の際に備えて、
きちんと事前の準備が
求められています。
まずは、
複数社の葬儀社への資料請求や
見積り依頼をしておきましょう。